我孫子スピリッツ

一般社団法人我孫子ゴルフ倶楽部
理事長 三田 芳裕

 我孫子ゴルフ倶楽部は創立者加藤良初代理事長と当時の染谷我孫子町長の協力のもと、太古は北総台地の利根川からの流れがいくつのもの沢となって手賀沼に注いで後に谷となった起伏に富んだ地形に造られました。

 設計は第一回日本オープンゴルフ選手権に優勝された赤星六郎氏に委ねられました。

 赤星氏は米国留学中、著名なコース設計家ドナルド・ロス氏が手がけた数々のコースの競技会で立派な成績を残し、その設計思想を継承しました。

 当倶楽部は創立100周年に向けて、2012年には赤星氏のコース設計の原点であるドナルド・ロス氏のコース改造を数多く手がけたリノベーター(改修設計者)ブライアン・シルバ氏とシェイパーのカイ・ゴールビー氏によりワングリーン化を中心とした大規模なコース改造を行いました。

 そして今、ドナルド・ロス、赤星六郎、ブライアン・シルバ、カイ・ゴールビー氏とつながるコースの歴史の中で、我孫子はネオクラシックコースとして新たな息吹きをもたらしています。

 創立者加藤良氏が提唱されたリベラルで民主的な精神、考えは90余年にわたり、代々のメンバーに受け継がれ、現在の倶楽部理念に息づいております。倶楽部理念には「会員はその総意として、創立以来の自由・平等・民主的気風を受け継ぎ、且つルール・礼節を重んじたゴルフ倶楽部を目指す」とあります。

 これまでのコースの歴史、倶楽部の理念をお心にお留めいただきながら、我孫子ゴルフ倶楽部での一日をお楽しみ頂けましたら誠に幸に存じます。